カリタの台形ドリッパーの材質ちがいを比較する


以前、書いたこちらの記事(いまさらながらカリタ台形ドリッパーのお話。)。


カリタの台形ドリッパー(銅製:101-CU)のレビューだったわけですが、当時はカリタ台形はこれしか持ってなくて、



( *`ω´)  <他素材のモノと構造が違う!



などと、それっぽいことを指摘しつつも現物を持っていなかったので、説得力ゼロっていうね(^_^;)


(※ちなみに今公式みたら銅製はCu 101って名称になって、正面に彫られていた型番がなくなっているのでマイナーチェンジしたのかも)


とりあえず一般的なカリタ台形ドリッパーも比較対象として必要だろうと重い腰を上げて買いましたよ。


樹脂製(¥330円)


「狙ってた波佐見焼のヤツ買えよ!」って声がどこからともなく聞こえてきますけど、ぶっちゃけほぼ同じドリッパー2つもいらないんですよね。


でも、この価格なら気軽に試せるじゃないですか。


ちなみに銅製とか14,300円(税込)ですよ?(ワタシが買った当時は1万円弱だったような)


ブリキ(?)に銅メッキしてるだけなのに、、、


とか言っちゃダメです( ;´Д`)


はてさて、この価格差に見合った違いはあるのやら?




使用感は全然違う


さて実際に使ってみた感想なんですが、、、



もはや別モノのドリッパーでしょコレ( ;´Д`)



樹脂製の方は明らかに落ちるのが早いです。


前述の記事にも書いてましたが、リブのエッジが立っているのと、内側の面全てにリブが彫ってあるため、フツーに空気抜けが良いですね。


銅製の方はペーパーが内側にペッタリ貼り付いて最後まで落ちないなんてこともあるくらいですから、ちょっとした不良品玄人向け」って感じですかね。


しかし、温度の安定性はやはり銅製に軍配が上がります。


樹脂製のメリタとか使ってたときはそれほど気にならなかったんですが、同型ドリッパーの材質違いをわざわざ比較してみるとけっこう違うもんだなーと。


抽出においてお湯の温度というのは極めて重要ですから、この点においてはさすがに価格差を感じずにはいられませんでした。



結論:手のかかる子ほどカワイイ



一般的には樹脂製のタイプこそが「カリタ台形」なんでしょうけど、個人的には使い勝手の悪い銅製の方が好みですね。


「落ちるの遅い」とか、「なんなら止まっちゃう」とか暴言吐いてたクセにこれかよって感じですがw


同じ形とはいえ細かい仕様が全然違う2つなので、当然っちゃ当然なんですが、抽出されるコーヒーが明らかに違うんですよね( ´Д`)y━・~~


なので、まぁ完全に好みの問題です。


個人的に思うのが、落ちるのがそこそこ早いとなると良くも悪くもフツーのドリッパーになってしまうというか、



別にハリオとかでよくない?



ってなってしまうんですよ(^◇^;)


銅製は落ちるのがゆっくり過ぎてフレンチプレスのコーヒーを濾したような、まろやかでありながらキレのある、このドリッパー特有の味わいが出るような気がします。


銅のおかげで温度が下がりにくいというのもあるので、抽出効率が良いのか甘味も香りも出ているような気がします。


今の時代になっても、カリタがあえてリブの低いこのタイプを残していることにはちゃんと意味があるのかもしれませんね。


ただ、底面の形状だけはコーヒーサーバーとの親和性が低いので、なんとかして欲しいところですけどねー( ´_ゝ`)



まとめ


なんだか樹脂製サゲの銅製アゲみたいな内容になってしまいましたが、どちらもそれぞれ良い部分と悪い部分があるということで受け取ってもらえると幸いです。


そういう意味で言うと、間をとって陶器製がやはり最強なのでは?という好奇心がムクムクと湧き上がってしまいますね。



、、、いや、買いませんけどね。(カリタ台形3つもいらないです)

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