「果物市場」という名のアナエロ豆


ちょっと前に販売開始してた豆なんですが、ヤフーショッピング出店のドサクサで放ったらかしになってました。


というわけで、はいコレ。



フルッタ・メルカドンッ!!


ブラジル/フルッタ メルカドン・アナエロビック・ナチュラル



「フルッタ・メルカドン」というのはポルトガル語でFruta Mercadao果物市場」という意味だそうです。


みんな分かってると思うので、わざわざ言うまでもないとは思いますけど、




ポルトガル語はブラジルの公用語な!(`・ω・´)bドヤッ

(※さっきwikiで調べました)




この「フルッタ・メルカドン」という呼び名は豆のブランド名みたいなものですね。


ちなみに、いつもどおりの表記だと



ブラジル/ドナ・ネネン農園・アナエロビック・ナチュラル



って感じになります。


まぁ、可もなく不可もなく、極めてフツーっすね( ´Д`)y━・~~




普段は「産地の透明性ガー」とか言ってますが、今回あえてブランド名を優先してつけたのは、




なんかカッコよかったから(*´ω`*)エヘヘ




品質はまぁ、フツーにスペシャルティコーヒーです。


、、、あー、いやまぁ、スペシャルティコーヒーのくせに欠点豆があまりにも多すぎて、軽く発狂してましたけどね。(意地で取り除いたよコンチクショウ)




ちょっと特別なコーヒーらしい


さてこのコーヒー、生豆業者の説明文によると、天然酵母を活用した味作りをしているそうで、特許の出願もしているそうな。


おそらく、アナエロビック・ファーメンテーション(嫌気性発酵)の際に天然酵母を使っての独自の工程(?)があるんでしょうね、知らんけど( ´△`)


ちなみに精製はアナエロビック・ナチュラルということで、先日まで販売されていた「エチオピア/イルガチェフェG-1・ベロヤ・アナエロビック・ナチュラル」と同じ。


アレはけっこう人気があった豆なので、後継的なポジションとして仕入れた感じなんですが、赤ワインみたいな発酵感渋味はけっこう似てますね。


ただ、エチオピアは原種ですし、フルッタ メルカドンはカトゥーラ種なので、果実感という意味ではちょっと方向性が違ってますね。


エチオピア産によくある華やかさというか、鮮烈な感じは控えめな印象で、どちらかというとストーンフルーツ系の落ち着いた風味。


より赤ワインっぽい雰囲気があります。




時間の経過を愉しむコーヒー


この豆に限ったことではないんですが、アナエロビック処理されたコーヒーでは温度帯によって変化を感じることが多いですね。


挽いた豆の香りから始まって、淹れたてのコーヒー、少し冷めたコーヒー、完全に冷めきったコーヒー、、、と風味や酸味・渋みの印象が少しずつ変わっていきます。


淹れたてのナッツ感のある香り、ベリー、カシス、グレープ、赤ワイン、、、といった感じで、その時々で顔を出す、風味の変化を愉しんでみてくださいね。


あまり共感は得られないかもしれませんが、個人的には淹れてから1時間くらい経過して冷めきったコーヒーが一番好きだったりします(〃ω〃)



まとめ


とりあえず、ものすごい勢いで大量の欠点豆を取り除いたので、その成果を味わってほしいってのはありますww


普通の豆だと、欠点豆の含有率って0.5%から多くても2%くらいなんですが、この豆の場合は6%以上の混入率でしたから、とにかく手間だけはかかってます。


ウチのロットに欠点豆が偏っていただけって可能性もありますが、他店のフルッタ・メルカドンがどうなのか気になってしまいますねぇ。


それはさておき、発酵処理の効いた豆というのもだいぶ定着した感があります。


「コーヒーがワインを目指すなんて!」って批判的な言葉もたまに見かけますが、いつまでも堅いこと言ってないで、気楽にコーヒーの一ジャンルとして試してみてほしいですね。

ではでは。

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