巷でささやかれるコーヒーのダイエット効果って実のところはどうなのか?

コーヒー関連の話題でよく出てくるダイエット効果の話。


「ダイエットに効果あるなら飲んでみようかなぁ」なんて人もたまーにいますけど、頻繁にコーヒーを飲んでいる身としてはダイエットのこととかあまり気にして飲んだことないんですよね。


一般的に言われていることと、自分の経験を照らしあわせてみて、実際のところどうなのか?というお話をしてみようと思います。



コーヒー好きには痩せている人が多い?

ものすごい偏見なんですが、コーヒー好きな人とかカフェの店員さん、喫茶店のマスターなどなど、コーヒーに深く関わってる人って太ってる人が少ないイメージありません?


自分の周囲を見返してみても、コーヒーが好きな知人とか、たまに行くカフェの店員さん、なんならタリーズとかスタバの店員さんなんかもそうですが、標準体型以下のシュッとした人が多い気がします。


まぁ、カフェのアルバイトなんて自意識が高い人しか選ばないのかもしれませんが、なんとなく「太った人」「コーヒー」というのが結びつかないんですよね。


学生時代の太った友人を思い返してみると、いつも500ml缶の炭酸飲料を持ってたイメージですし、そういやコーヒー飲んでるのなんて見たことすらない気がします(´-ω-`)


ちなみに私はというと、小学生の頃からコーヒー好きでしたね。高校時代の昼飯は缶コーヒー1本とメンチカツサンド1個みたいな感じでしたし(べつに貧乏だったわけではありません)


まぁ、メシ食わなけりゃ痩せるのは当然ですけど、ロクに努力もせず常に標準体型以下なので、無意識にダイエット効果を発揮してたりするのかもしれません。



カフェイン+クロロゲン酸の健康効果


コーヒーにはダイエットに効果があるとされている成分が2つあります。



ひとつはおなじみカフェイン


カフェインというと覚醒効果のイメージが強いですが、ほかにも自律神経に作用して代謝を上げたり、脂肪分離酵素であるリパーゼを活性化させることで脂肪燃焼を促すなどの効果があるとされています。



そしてもうひとつはクロロゲン酸


クロロゲン酸というのは抗酸化作用のあるコーヒーポリフェノールの一種で、糖質を分解する酵素の働きを阻害する効果があるとされており、血糖値の上昇が緩やかになります。


また、インスリンの分泌を促し、血液中の分解された糖(ブドウ糖など)を効率的にエネルギーに変えるため、糖尿病や血圧の正常化にも効果があるとされています。



カフェインはお茶なんかにも含まれていますが、クロロゲン酸が一緒に含まれているというのがコーヒーが健康効果が高いとされている所以だと思います。



ちなみにカフェインもクロロゲン酸も、アラビカ種よりロブスタなどのカネフォラ種の方が多く含まれていますので、別にウチみたいな高い豆を買わなくても、価格安めのブレンド豆とか、なんなら缶コーヒーとかインスタントコーヒーでも大丈夫です。


また、クロロゲン酸は熱に弱く焙煎が進むと失われていくので、効果を狙うならできるだけ浅めの焙煎度のほうが成分が多く含まれます。



まぁ、そうなると



浅く焙煎したロブスタが最強



って話になっちゃいますが、ただでさえ香りの悪いロブスタをわざわざ浅煎りにする物好きなんていないでしょうね。



、、、いや、味は二の次で「ダイエットブレンド」とか商品化したら売れるかも?(¬_¬)




効果的にコーヒーを飲むタイミング


「糖質を分解する酵素の働きを阻害する」という効果から考えると、空腹の状態で飲んでもあまり意味はなさそうですね。


代謝を促すという意味では運動前に飲むと良いなんてことも言われます。でも運動するならVAAMでも飲んだ方が良いと思いますけどね( ´Д`)y━・~~



冗談はさておき、、、


「食後のコーヒー」なんて、もはや慣用句みたいになってる言葉もあるくらいですし、やはり食後のタイミングが効果的だと思います。


まぁ、食後のコーヒーには決まってデザートがついてくるので、結局ダイエットには結びつかない気もしますが(^_^;)




コーヒーが引き起こす健康面のデメリット


健康効果の高いクロロゲン酸とカフェインですが、体質や飲むタイミング等によっては逆にデメリットとなる側面もあります。


カフェインは言うまでもなく不眠ですね。就寝前の摂取はやめた方がいいのはもちろん、過敏な方はデカフェを選択するなどした方がいいと思います。


また、クロロゲン酸は胃の働きを活性化させます。胃の働きが悪い人にとっては良い効果でもあるんですが、胃酸過多の人とか胃潰瘍の人はもちろん、空腹のときに飲むのも避けた方が良いですね。


あと上で挙げたクロロゲン酸の健康効果でもある「糖質の分解を阻害」「インスリンの分泌を促進」というのは、裏を返せば糖分を吸収しにくくなるわけで、体質次第では低血糖発作を引き起こしやすくなります。




えっと余談ですが、実はワタクシ、、、

コーヒー豆なんか売ってるくせにそういう体質なので、



低血糖発作は日常茶飯事だったりします( ;´Д`)




私の場合、昼食の2〜3時間後にブラックのコーヒーを飲むとかなり高い確率で夕方の空腹時に低血糖発作が起きます。


コーヒーを飲まないときはただ空腹が持続するだけなんですが、食後にコーヒーを飲んだときに限って空腹を通り越して飢餓状態(手足の震え+冷や汗)に突入してしまう感じですね。


最初はカフェインのせいかと思っていたんですが、お茶の類では発作が起きないので、これはおそらくクロロゲン酸が作用しているのではないかと。


まぁ、空腹になる前に何か口にするなど対処はできますので、今となっては低血糖発作も慣れっこなんですが、同じような体質の人はコーヒーを控えたほうがいいと思います。



まとめ


結局、ダイエット効果があるのかどうかはうやむやになってしまった感じですが、個人的な体感としてはそれなりにあるんじゃないかなーとは思います。


実際のところ、私なんか体壊すレベルで糖の吸収を阻害されてますからね(・_・;


とはいえ、べつにダイエット食品ってわけでもないので、コーヒー飲んだからといって目に見えて痩せるようなものではありません。


たぶん、コーヒー好きを自称する人たちにダイエット効果があるか質問したら、



(・Д・) < んなもんあったらオレ痩せてるわ



、、、って、ド定番の返しが飛んでくると思います。


そういう人たちでさえ実際は太っているというほどではなく、ちょっとガタイがいいくらいの標準体型の域だったりしますけどね。


そういう意味では「好きなもの食べて、ロクに運動もしてないのに体重を維持できてた」程度の気休めレベルの効果は期待できるという結論ですね。


まぁ、ちゃんと痩せたけりゃコーヒーなんかに頼ってないで運動しろってことですね( ´Д`)y━・~~

ではでは。



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